ふだんあんまりNHKスペシャルとか見てなかったので、なんでコロナばっかりのこのタイミングで? って謎だったけれどもちょうど並列してベトナム戦争の映画も追ってたしちょーどいいやって見始めたんだが、いやー気合い入ってるなー。そんなに再現シーンに金かける必要ある? ってくらい金がかかってて、うーんこういうところに力入れてるんだなーとびっくりした。まあコレだけ気合いが入ってれば、このタイミングだろうとなんだろうとやるよね。
内容的にはNHKも不確定な事実にここまで踏み込むんだなーみたいな驚きがあった。こういうのってある種の下世話な陰謀論で、もうちょっと逃げ道用意しておくのかと思ったけれども、まあストレートにCIAの陰謀とか言っちゃうのすげーなー。まああのレベルでCIAが何かを隠してないことはないんだろうけどねー。
なんにせよ印象に残ったのは「反共の空気」みたいなヤツで、冷戦ってのは社会全体にこんなにも影響を及ぼしていたのだなーという感じ。スパイとかガンガンいた状況ってのはやっぱりちょっと想像が追いつかないところがある。駐日の米軍兵士がソ連に亡命することの重大さとか、まあ確かにいわれてみればやべーなーと思うんだけれども、そういった人間が世の中でどのように迫害されるかみたいなところには、ちょっと想像力が及ばないなあと思いました。