ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛

 

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛 [Blu-ray]
 

このくらい絵画系のエンタメを見ていると、もう絵画と意識しなくても向こうから絵画系の映画がやってくるのである。まー当然チューリップバブルの話だから絶頂期のアムステルダムだよなーと思ったら、いきなり扉越しの絵作りから「フェルメールじゃん!!」で爆笑した。左に窓があったらフェルメール。おれしってる。色々調べたらやっぱりフェルメールリスペクトな感じらしいですね。

でもあの時代、あのレベルの画家があんな潤沢にスケッチできるのかしら? もう羊皮紙の時代じゃないから一応髪? なんだかデカい紙を結構潤沢につかってるよなーとか思いました。考証的にオッケーなのか知りたい。

「チューリップバブルってなに? 意味わかんないんだけど」とずっと思っていたけれども、なるほどこういう感じなのねーというのが朧気に掴めて良かった。あと修道院でチューリップ栽培してるのね。お金との関係も切り離せねーもんなんだなー。

ストーリーには結構捻りがある話で、身代わりに妊娠するというわかりやすい嘘を軸に、筋があっちにいったりこっちに行ったりするのは大変面白い。シンプルでベタだけれどもうーん良くできてんなーと思う。

ただまあ、ラストの落とし方とかはしょーじきどーなのかなー。まあそういうビミョーな感覚に陥るのも作品の狙いどころではあるのだろうけど……