ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

スタイルウォーズ

 

スタイルウォーズ(日本語版) [DVD]

スタイルウォーズ(日本語版) [DVD]

  • 出版社/メーカー: ナウオンメディア(株)
  • 発売日: 2005/10/21
  • メディア: DVD
 

グラフィティの話なんだけれども、今をときめくバンクシーとかのストリートアートとは全く趣が違って、NYの地下鉄に落書きが可能だった時代を描いたドキュメンタリー。金の匂いみたいなのも多少しだしたくらいで、基本的にはスラムでスプレー缶盗んで目的もなく意味もなくひたすら自分の名前を地下鉄に描くことに没頭している感じ。自分のタグが描かれた地下鉄が、世界の中心の摩天楼を貫いて、ハイソなビジネスマンの意識を釘付けにするー、みたいな。なるほど、『ワイルド・スタイル』に読み取ったあの感じは別に間違っちゃいなかったんだろーなーと思う。

実際三枚組のDVDには、20年とか経ってからの再インタビューなんかも収録されているのだけれども、地下鉄にグラフィティが書けなくなった後、まあ結構な人間がドラッグにはまって刑務所行きになっていて、あーそうなんだろうなーと納得してしまう。グラフィティ書けなかったら、きっとドラッグで捕まって刑務所いきになるような状況で生活してるんだろうなーって。

あとはなー、やっぱりヒップホップという文化を追いかけないとなーと思う。登場人物がことごとくヒップホップという文化に強いアイデンティティを持っているのがなんとなく窺えるのだけれども、ちょっと距離が遠すぎてイメージが掴めない。