ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ビューティフル・ルーザーズ

 

ビューティフル・ルーザーズ スペシャル・エディション [DVD]

ビューティフル・ルーザーズ スペシャル・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2009/04/24
  • メディア: DVD
 

文脈がわからんので全然面白くない。それが現代アートなのかしら? グラフィティというか、ヒップホップというか、まあそういう文化がそれまでの文脈を無視して……みたいなところに意味があるという理屈はまあわかるんだけど、しかしそれってほんとにある種の子供の落書きみたいなもので、同時代の文脈を知っているからこそ「わかるわー」ってなるのであり、このくらい時代が経ってる状態でこの作品を見ると「うーんどこにも自分を投影する文脈を見つけられず参るなあ……」ってなる。参ったぜ。いやせめて映画という形で語られるからには、歴史の中に楔を打ったというその文脈とかストーリーをもうちょいわかりやすく示して欲しかったなあ……

とはいえディテールは面白く、あーそうかーホーボーとかちゃんと追っかけるんだなあとかスケボーが文化にこうやって接続されるのかーとか、あともちろん商業主義との接続の部分とか、そういう空気感はなかなか面白く味わうことができました。

しかし「日本で大々的なプロモーションが行われた」ってのは全然知らなくて、その知らなさに逆にビビった。ちらっとネットで探してもヒットしなくて、うーんちょっと成功している感じはしないよなあ、と思いました。