ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー

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あーこれホラー映画か。オレ殺人事件とか起こるだけかと思ったから、急に超常現象とか起こり始めて「え? え? え?」となってしまったよ。しかしこの、「実はなんでもアリの世界観だった」という世界のルールが変わったときのガッカリ感って一体何なんだろうなあ……理屈で言えば、当たり前と思っていた世界が実は違うルールに支配されていたことがわかる箇所って、ゾッとするしホラーの醍醐味になりそうなところだと思うんだけれど。もう少し登場人物に共感してストーリーを負ったらまた感じが違うのかしら?

しかし内容は全然乗れなくて、まあしかしそもそもホラー映画が全然面白いと感じられない人種なので仕方ないよね。色がぐおーって床を這って浸食して、それが怖いとか本当に思うのだろうか? うーん、理解できないぜ……ラストの繰り返すオチとか、いやわかるけどホントどーでもいいやとしか。

ただ最近絵画とかアートとかの作品にガンガン触れているので、そういう意味では特に現代アートを取り囲む空気なんかが描写されているのは良かった。っつか批評家の解釈ひとつでとんでもない額が動いてしまう世界っちゅー方が、下手なホラーより全然怖くないですかねえ。