サブウェイ123 激突

サブウェイ123 激突 [Blu-ray]

デンゼル・ワシントンが交渉人ってのが似合いすぎて今までやってなかったっけ？　と思ってしまう。対峙するトラボルタはちょっと迫力がないかなあ。もう少し「こいつ何するかわかんねーぞ」って感じをちゃんと出さないとバランスがとれないと思うんだけど。クライマックスの突然の展開も含めて、うーんこれもうちょっとやりようあったんじゃないかなあと思う。

映像はいかにもトニー・スコットって感じでございますが、まーそれにしてもストーリーが雑でもうちょっとがんばって欲しいよねえ。操縦士のいない列車がアレだけ煽りに煽ってフツーにブレーキかかっちゃうのは余りの出来事に何が起こったのかわからなかったよ。ってか人質もので一番捻りが必要な後半の脱出劇で、完璧に筋書き通りに行っているはずなのに犯人グループが捕まっちゃってるのは正直あり得ないでしょう。登場人物が揃いも揃って間抜けって感じがヤベー。

あと主人公が途中で追跡続行するのもホント意味がわかんないよね。見逃したところでなんの信念にも反していないはずの主人公が、ミルク買って帰ってこいって強烈な約束を交わしておきながら、命を懸けて犯人を追跡する理由ってなくない？　ストーリーはヘロヘロでも、せめて行動原理くらいはしっかりして欲しいよなあ……