ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

マイ・ライフ

 

こんなにストレートでいいのか。余りにも愚直に何の捻りもなく泣かせにきたのでビックリしてしまったよ。つくりとしてはだいぶ反則級のアイディアがポンポンポーン! とやってきているように思うんだけれども、あまりピンとこなかったのはなんでだろうか? 主人公の性格がいけ好かなかったからかなあ……こういう話って主人公に乗れるかどうかってかなり重要よねえ。妻にビデオを見つかった下りとか、エゴイスティックな主人公がどうやって自分のエゴに向き合って自分の人生の意味を見つけ出していくか、というつくりのはずなんだけれども、そこら辺の印象がだいぶ弱いのが不満なのかなー自分。

あるいは身内でこういう看護をしたことがあるかどうかってのもデカいんだろうなあ。エグくやろうと思えばいくらでもエグく出来るところをこのくらいでセーブした、みたいな感じもまあまあする。

まーしかしもうこういう作りで映画を一本取ってしまおうというその覚悟を褒めるところなんだろうなー。反則級、と感じてしまう構造を選び取れるってのはもうその時点で大勝利感があるもんなー。そこは素直に認めなければなるまい。