ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

絵師で彩る世界の名画

 

絵師で彩る世界の名画 ([実用品])

絵師で彩る世界の名画 ([実用品])

 

最近は絵画について色々見たり調べたりしているのでこういう切り口もアリなのかなーと思って買ってみたんだけど、いやあ蛮勇。蛮勇というのはこの絵のためにあるような言葉。

まあとにもかくにも当たり前だけど無残で、いくら今の技術が進歩したからってあーた、そんな美術の世界で評価されてる作品と並べて見られるとかそんなことあります? これはもう企画がヤベーとしか思えない。ヤベー。

いやまあ口上はなるほどなーって思うんです。ゴッホだってピカソだって模写しまくったと。ゴッホは背景に浮世絵とか置いたと。ラス・メニーナスとかもう50枚以上も書いたと。だったらまあその延長線上で、世界の名画をガンガン模写しちゃっていーじゃんと。模写して再解釈してガンガン新しい命を吹き込んでいこうと。

まーそれはわかる。理屈としてはわかるんだけど、いやー実際読み始めるとですね、ページの左に大きく現代のイラストレーターが描いた絵が載ってて、右に小さく見本とその解説が載ってるんだけど、まあ右しか見ないよね。ふへーこの名画ってそういう背景があったのかーって大変勉強になる、のだけれども、まあそれで左の絵はほとんど見ないで終わってしまう。後ろの方にまとめて、イラストレーターがどういう意図でこの絵をこうアレンジしたか、みたいなのが載ってるんだけど、せめてそれを一緒に乗っけて欲しいよなーとは思っちゃったのだった。