ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

欲望の名画

 

欲望の名画 (文春新書)

欲望の名画 (文春新書)

  • 作者:中野 京子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2019/08/20
  • メディア: 新書
 

こういう本は物理本だと「うおー」と思うのだろうけどKindleだとまあふつーのデータだからなー。タブレットで読んでるからサイズ的にも見てるものは変わらんはずなのに、うーんなんか感動が……というのはちょっとある。

謎解きをガンガンしてくれるのかなーとちょっと期待したのだけれども、まあ色々シリーズが出ているからかもしれないけど、有名画家の作品であってもそんなにメジャーどころには行かなかったりしてうーんと言うのはある。まあドラクロワの絵みたいに謎解きをほっぽって当時のフランス概況とかずらずら並べられても困るしなー。でも後半は結構歴史的なバックグラウンドが並べてある内容になっていて、序盤のこれはなんの象徴だとかガンガンやってもらった方が面白かったかなー。あ、でも自画像を描かない画家が少ない、というのはなかなか面白情報でした。フェルメールはだからあんまりイメージ湧かないってのもあるよねえやっぱり。

まあでもしかし、何かに集中してフォーカスするのではなく、絵画をネタにした四方山話という観点ではまあ楽しく読める本であった。世界史学んでてよかったーという感じ。シリーズをもうちょっと追いかける気にもちょっとはなりました。