別に意図したワケじゃないけれども深作欣二が続くのだった。
薬師丸ひろ子がヒロインではありますが、まあもともとアイドルにそんな興味がないのもあって、うーんこの時代の美人ってこんな感じなのかーと不思議に思ってしまう。いやまあそんな一時代を築いたヒロインを容赦なく泥だらけにしたりラブシーンさせたりする深作欣二はすげーなーようしゃねーなーとは思うわけですが。ウィキペディアでもちょっと載ってたの見たけど、明らかに過酷だよねこの撮影。
深作欣二はすぐにヤクザ映画のイメージが浮かぶので、こういう作品を撮られるとあれ? となるけどまあ別にどっしり構えた大作エンタメもたくさん撮ってるんだよなあ。デカい無茶な要求がガンガンありそうな作品をよくもまー作ったなーなんて感じになる。
色々ツッコみどころというか、えーそれでいいのーと思うところはストーリー中心に多々あるけれども、これだけの人数をまとめてちゃんとお話に仕上げたのはお疲れ様ですという感じ。真田広之との絡みを中心に、結構乱暴なところもありつつグイグイお話を作っていくこの方法じゃないと、絶対まとまらない話だったよなー。
あとはやっぱり夏木マリの存在感がえらいことになってるよなあ。あのヌードシーンなんて思わず見入ってしまったよ。ってか後ろ姿がもう美しすぎてたまらんですね。