まーやりたいことはわかるしとても楽しくかけてていいなーとは思うんだけどまーちょっと題材が背伸びしすぎだよね。明らかにバックグラウンドにリアルな出来事が敷いてあるんだけれども、まあそれから綺麗にロジックを切り出してしまっているのがかなり食い足りないというか、むしろ現実のヤバいところを漂白しちゃってる感じでどーもしんどい。っていうか現実の方がよっぽどおもしれーよなーと思う。
いやでもその構図をラノベの図式に当てはめたときに面白さが生まれればいいだけの話じゃん? とかも思うんだけど、うーん、あんまり面白くなっているようには思えないんだよなー。別に自由とか人種とか肩肘張らなくて良くない? 無理してそういうの扱わなくてもさー、設定とバトル描写でまずやれば良いじゃん。ヒロインの方が身の丈に合わない抽象概念に振り回される度に、いやそれちょっと作意が過ぎて全然乗れないんだけどなー悲劇のための悲劇になってるもんなーと。
あとキャラはねー、ちょっとカッコつけすぎで、カッコ悪いところもうちょっとみたいよなーとは思うよねー。やっぱり魅力的なキャラクターには弱点が必要と小池一夫御大もおっしゃっていたわけですし。人間臭さが全然なくてどーもねえ……