ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

人生スイッチ

 

人生スイッチ(字幕版)

人生スイッチ(字幕版)

 

なんじゃこのジャケット。すげえな。全然見たくはならないけどまあキャッチーなジャケット作りづらい映画だろうしこれはこれでいいのか。本当か。まあこういうのに惹かれる人を相手にする映画なのだろう。

うーんなんだろうこの「映画作品」って感じ。アンソロジーなんだけれどもどの短編にも「映画を観た」って感じがすごくする。まずそれぞれにちょっとしたアイディアがあって、それ自体のクオリティも決して低くはないのだけれども、その描き方がいちいち気が利いていて上手いなあと唸らされる。例えばレッカー移動の回のどん底描写はベタに上手すぎて笑っちゃうし、愚息回のファーストカットだけで「あーヤバいこと起こったな」と思わせるのは本当に凄まじいし、パンク回のアクションの展開はこのシンプルな舞台でよくもまあこんなにアイディア入れるなあって感心してしまう。

まあそこら辺でもだいぶ「映画だなあ」って感じるのだけれども、輪を掛けて映画っぽくしているのは転換の描き方で、ストーリーへの意外性のもたらし方が本当に上手いんだよなあ。飛行機の「俺も俺も」展開とか、パンク回のUターンとか、愚息回の切れる転換点とか……意外性に納得感もありながら、それまでの世界が視点を変えただけでガラッと見え方が変わってしまう感じ。短編だからこそできる描き方なんだろうけど、どれもがだいぶ上手くて感心してしまう。結婚回のラストの展開なんて、アレに納得させられてしまうことに、ホント、ビックリしちゃうよなあ。