ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション

eurekaseven.jp

うーんなんなんだこの映画は。謎。なんかとんでもないものを見たなーという感じがすげえ。

いやまああんなシーンでやくしまるえつこ流されたら笑うしかないんだけど、しかし本当にこれ単に悪ふざけで笑っちゃっていいのかっていうと、なんかオレの口角がピクピクと引き攣ってそれを拒否していて、2D3Dを行き来したり画角弄ったり過去作を再編集したり引用をブチ込んだり表現のジャンルさえ変えたりととにかく大変過剰に自由な演出が、とにかく愚直にお話の骨しかないみたいな大変ストレートなストーリーの中で、なんかよくわからないけど謎の感慨を掻き立ててくるんです。謎。本当に謎。プリンと醤油を混ぜたらウニになって、おいしいとかおいしくないとか以前になんでウニになるのこれすごくない!? ってところに感動してしまってオレどうしたら良いかわからないみたいな感じ。なんなんだろうこれホントに。途中に繰り返される2D空中戦の超絶作画がもう全くどうでも良い世界の出来事でつるっつるに上滑りしていたのが、ロジックがあるのかないのかよくわからないただ映画の強固な構造だけに支えられた冒頭繰り返しのラストで3Dで突然ドカンと感動っぽい何かを呼び起こしてしまう感じとか、うーん、ホントなんかよくわからんけどすごいことが起こっているとしか言えない。

そしてよくこんなキャラクターの芝居が大事な作品でストーリーにとってもっとも重要なシーンを3Dで描いたよなあ。それが全然ちゃんと機能してるんだもんなあ。いやあ、すごいよなあ。怪作って感じ。