ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

オペレーション:レッド・シー

 

いやー変な映画。『戦狼2』とかもこういう感じではあったけれども、あっちの方が個人の人格によって人間味があったよねえ。この映画はまあチーム戦ではあるんだけれども、それぞれの人格に人間らしさが極限までない。いや、戦いの中で傷つく肉体は確かに人間らしさの証明ではあるので、人間らしさというよりも、人格? 軍隊に忠誠を誓うと、プライベートな部分って全く必要なく、それが何か批判的に描かれているわけではなくて、むしろ当然のものとして描かれている感じ。

映画の敵は中東のテロリストなワケだけれども、相手も単なる娯楽映画の的であり、そこにはなんの人間味も感じられない。まあ、ハリウッドの娯楽アクション映画ってそういうもんだろ、という気もするけれども、向こうってやっぱりどこか絵空事としてのリアリティで構成されてるわけじゃないですか。この映画の過剰に残酷に傷つく肉体でああいうことをやられると、めちゃくちゃ奇妙な感覚に陥ってしまう。

いやホント、過剰なんだけれども、その過剰さをベタに娯楽としてやっている感じが、本当に据わりが悪いんですわ。で、それがラストのプロパガンダまでストレートに繋がってしまう感じ。なんかその据わりの悪さが凄すぎて、むしろそういうところに全く触れない娯楽映画を作ることで、逆接的に国策映画であることを告発してんじゃない? とすら思ってしまいますわ。