この前パトリシア・ハイスミスのドキュメンタリーを見て、うーんこの人のミステリは面白いなーと思ってプレイリストに入れてたんだけれども、あんまり面白くないな。まあ確かにテイストは『見知らぬ乗客』とかそういうのに近いんだけれども、しかしネタ自体はそんなに冴えてるわけじゃないよね。ヒッチコックのサスペンスの演出の素晴らしさに思いを馳せてしまう。
まあ、この映画は最初からそういう感情移入でサスペンス! という撮り方ではないから、意図した通りなのかなあ。いやでも真実を宙に浮かせて二転三転させるストーリーは、やっぱりもう少し上手くのめり込ませて欲しかった感じはする。夫婦仲が上手く言っていない辺りに感情移入できると見え方が違うんだろうか。家庭もハイソだしなあ。建築家で良い家に住んでいるのでだいぶ共感が低い。
まあでもビジュアルは確かにハッとさせられるところはあった。室内のインテリアも結構うっとりで、あーこういう家庭には盆栽を置いておくのね、となんか納得。あとジャケットもそうだけど、要所要所でビビッドなカラーが混じってて、そういうところには目を惹かれてしまう。
