『 シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』の次に撮った作品か。『ジョジョ・ラビット』はあんまり好きじゃないけれども、この作品はかなり良いなあ……
後半の逃避行もまあ良いんだけれども、それが引き立つのがまず序盤の養母の愛情だよなあ。圧倒的な包容力があるというかなんというか……養子はまあ普通にやべーヤツだし、養父も決して人間として優れているとは思わないけれども、そのふたりの結節点になるだけの説得力が、あの短い中でちゃんとあるのは凄いことだよ。
話としては特に後半、かなりファンタジーが入っているところがあると思うんだけれども、その非現実的な逃避行を成立させるニュージーランドの自然がなかなか凄いなあと思った。今まで知っているジャングルのステレオタイプとはちょっと違う「ブッシュ」で、それが彼らの行動も有り得るんじゃないかなあという気持ちにさせてくれる。人種的な機微もちょっとわからないところがあるので、そういうとこも含めてちょっと浮いた感じがする。
そしてまあ、何より素晴らしいのは養子の存在感だよなあ。あの体型と、顔と、ちょうどいい年齢。あのキャラクターを自然に投げ出そうと考えた発想の勝利の映画だと思いました。
