ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

レ・ミゼラブル

 

と、いうことで読んでる本に引っ張られてレ・ミゼラブル。っていうか前にどっかで見たことあった気がするんだけれどもなー、と思いながらも、映画を見たか見てないかをみんなこのブログの過去記事の有無で判断しているので、まだ未見と思い込んでみた。いやでもぜったいラッセル・クロウの役柄とかバリケードのドンパチとか覚えてるんだけどなあ……

でもまあ仮に見たとして、あのアン・ハサウェイの長回しの独唱を忘れるか? それって見ていないと同じ事じゃん! みたいには思う。ミュージカルでの歌唱を色々工夫している映画ではあるけれども、あのシーンはマジで白眉だよねー。よくもまあアレで勝負しようと思ったわ。すげーよ。

他にも色々見所はあるけれども、やっぱりあの謎の酒場のインパクトが強烈だなあ。なんであんなにキャラを強くする必要があんのかは正直良くわかんないけど、まあ魅力的。一方、後半のバリケードなんかのパートは、まあ意図的なものだとは思うけど、ちょっとスケールが小さいのが気になりはするかなあ。

あとまあ本を読んだからだけれども、この原作がフランスのある意味シンボルになっている、というのもなるほどなーと思った。ラストでこれ見よがしにフランス国旗を掲げて見せるのは、なるほどそういうことだったのね。そしてまあ主人公の行動の根っこには宗教的な倫理があるし、またその死を看取るのも神父みたいな構成になんだなー、と思いました。