ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

シンクロナイズドモンスター

 

シンクロナイズドモンスター [Blu-ray]

シンクロナイズドモンスター [Blu-ray]

  • 発売日: 2018/05/02
  • メディア: Blu-ray
 

わはは変な映画ー! そして、アン・ハサウェイが魅力的ー。田舎に帰ってきた感が大変ズルいですね。

まーともかく奇妙な導入で、えーそんなのいったいどーやってお話にするの? と思ったんだけれども、いやまあこれがちゃんと見せる見せる。ソウルという距離感と、あとみんな酒でベロベロになってるって状況がバツグンに良く効いている。普通はもう少しロジカルに色々行動原理を詰めたくなるもんだけれども、そういう方向性にしこうが行かない立て付けは見事。

しかしそれに比べて後半はちょっとビミョーというか、「そんな無理やり整合性とらなくても良くないです?」となる。っていうかあれだけ狭い砂場の対応関係なのに、ソウルにシュッと行ってパッと場所を見つけられるのってまあ明らかに整合性がとれてない。あんな定期的に怪獣が現れて、でも普通に毎晩繁盛しているソウルの繁華街とかもうまったく意味がわからない。うーんこれはあの砂場で殴られたっきり夢を見ているとか、あとそもそも全部酔っぱらってみた幻覚とか、そういうふうに考えないと納得いかんよなー。

あとそこら辺の煽りを食って、酒場の主人が薄っぺらな悪役に格下げされてしまってるのもゲンナリ。過去回想を持ち出してまで、根源悪みたいな存在にさせる必要ってあります? せっかく花火であそこまで立てたんだからさー、もうちょっとこう、きちんと人間として描いて欲しかったんですね。

まあなんにせよ酒は良くないね、という映画でした。