ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ギャングース・ファイル 家のない少年たち

 

もう大体解説でも触れられているとおりですわ。マンガの『ギャングース』がめちゃくちゃ面白かったし、欄外の注釈も本当に良くて、やっぱり棋士ではない方の鈴木大介ってひとはすげー取材してんだろうなーと思ってたんだけれども、まさかこんなに面白いルポになるとは思わないじゃん。しかも、取材の空気がめちゃくちゃよく伝わるというか、人間と人間がちゃんと向きあって話を聞いている感じがここまで伝わるのも珍しいよねえ。どっちかというと、『戦争は女の顔をしていない』とか、そっちの方を思い出すよ。

こういう裏社会の取材って、たぶんマスコミの取材と同じく謝罪って払わないヤツよねえ。そういう状況で何のメリットがあって話をするのか、というところがこの本の一番の肝に感じる。偽名を使っているにしたって、インタビューを受けること自体にはある程度リスクがあるわけで、でもそれを負ってまで話したい事情みたいなものを皆抱えているわけだよねえ。そういう交流を経てこんなに面白い文章を起こせるんだから、観察力はもちろんだけれどお、人格がすげえんだろうなあと思う。

いやー、面白かった。