相変わらずけったいな映画を撮るなー。いやまあ表面上だけでも面白いは面白いんだけど、メタ構造とかわざわざテレビを採用したところとかどー考えていいのかわからんといえばわからん。1950年代とか核とか科学への信奉とか、そこら辺のニュアンスは読めば色々読めそうなところではあるよなーと思うが、しかしメソッド演技がどーのこーのみたいな芝居のことをいわれると、うーんやっぱ読み方がわからんなーとは思う。
そういうのをそこまで気にし過ぎずに楽しく見られてしまうのがさらにどーなのかって感じだよな。まあ大きな話としては、死をどうやって受け入れるかって喪の仕事なワケだけれども、それがキッチリとした埋葬ではなくてユルユルと解消されてしまうのがこの監督って感じ。それがメタ構造での芝居へのスタンスに対応してたりするんやろうけど、うーん、まだ整理しきれずに頭の中でゴチャゴチャ考えてみたい感じはする。
それにしても、現実世界に出てきた役者の豪華面子に爆笑した。あの3人に指導されるとかちょっとすごすぎてむしろドン引きでしょ……