わはははは、そんなのアリか。いやー、なかなか小洒落てて面白い話よねえ。時間軸をパンと飛ばして、検証の回想で事件を見せるというのは、時間軸の省略ができるし、意外なキャラクターも出せるしで、かなりイイカンジに機能していると思う。このくらいの塩梅で興味を引けたら最高よなー。
と思ったら、ラストで急にこっちに問いを投げかけてくる形になるのもなかなか気が利いていて、まあああいうのがあると「名作」の括りに入りやすそうだなあ、と謎の納得をしてしまう。あんな直接的に、視聴者に物語の結論を投げ込まれると、そりゃまあ考え込まずにはいられないよねえ。露骨だけど効く。
ノーマン・リーダスってデスストで認知して、他にあんまり印象ないなーと思ってたんだけど、なるほどこの映画を見たら印象に残るかも。他になんか見てたっけ? とおもったら、あー、ヘルヴァ・ボスにも出てたのね。さすがに声だけだとわからんわ。
まあでも役者で言えば、ウィレム・デフォーがおいしいところを持って行きすぎではあるんだけど。謎のクラシック推理からの同性愛からの女装って、いやまあ今見るとかなりステレオタイプで危なそうな感じもするけどね。まあ、FBIウィレム・デフォーならしょうがないか、という感じはある。