ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

デニス・ホッパー/狂気の旅路

 

うーん、わからん……いやまあ確かにオレがみている映画が思いの他少なかったのもあるんだけど、でもそもそも「デニス・ホッパー」という役者の文脈そのものが、あまりきちんと伝わる状況になってないんじゃないか、という気はするなあ。そりゃまあその当時のメソッド俳優は酒浸りドラッグまみれで当たり前、というのも想像はつくんだけれども、ここまで「当たり前だろ」という感じでそこら辺の背景が語られると、うーんちょっと自分にそれは伝わってないですね、すいません……みたいな気持ちになる。

いやまあ、これで人間的な魅力がきちんと伝わるような作りだといいんだろうけれども、どうも散漫というか、映像と映像の間に「デニス・ホッパーというどのような人物なのか」というストーリーが紡げるような気がしなくて、途方に暮れちまったんだよなあ……

っていうか、デニス・ホッパーの映画を見ていて、「すげえ俳優だなあ……」とビビった記憶があまりないのも問題なんだと思う。まあ、いくつかの映画を見たのはだいぶ前だから、今見ればまた違った視点で芝居に感心できるのかもしれないけど。まあとにかく、漏れてるのはきちんとみておくか、という気持ちにはなった。