ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

デップvsハード

www.netflix.com

いやああ、すごいなこれ。なんとなくSNSとかで流れてきた情報だと、「ジョニー・デップが被害を受けた」みたいなのばかりを目にして、実際そこんとこどーなのよ? と思ったけど、いやあ……コレ、どちらの結論を出すにせよ、その答えに飛びつくことを全力で拒否しなきゃならん話になってるよなあ。

というのも、基本的にNetflixはリベラルで多様性を重んじてフェミニズムを押し進めるポジションという印象があって、そこら辺もひっくるめ、このドキュメンタリーでもかなりアンバー・ハードに同情的な編集がされている感じがする。もちろん、ネット中継で世論がジョニー・デップに大きく傾いている、という状況へのバランスをとるための判断でもあるのだろうけれども、ジョニー・デップの笑みをしつこく抜いたりするあたり、かなり恣意的な編集が為されている感じ。ネットで検索すると、メディアも結構「ハードの嘘が認定された」みたいな書き方がされていて、そこら辺はドキュメンタリーの内容から受ける印象と大きく異なっていた。ので、そこら辺は留保すべきだろうなあ、というのが自分の印象。

なんだけれども、それはそれとしてアメリカの司法はやべーな。裁判が何故公開されないのか、昔から疑問だったけれども、これを見たら納得するしかないよ。しかも裁判員裁判でしょ? そんなの、周囲の空気に影響されないわけないじゃん……ただでさえフェミニズムへのバックラッシュがある中で、こういう立て付けで裁判が行われること自体が、だいぶショッキングな話でしたよ。こんなことになってたなんて全然知らなかったから、めちゃくちゃビックリしたよ。