ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

デルタ・フォース

 

デルタ・フォース

デルタ・フォース

  • チャック・ノリス
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特殊部隊の映画が連続してしまって爆笑する。高倉健の後のチャック・ノリス。アメリカの国旗を堂々と肩につけながら、中東に乗り込んでバンバン銃を乱射する正義の味方に、国が違うとここまでヒーロー像も違うのか、と呆気にとられてしまったよ。

いや、でもこの映画、全体的にめちゃくちゃ大味でチャック・ノリス大暴れ! なんだけれども、その端々になんか妙に細かい描写があっていいよね……「私、ドイツ人なんです!」にはビックリしてしまった。コレ、そういうことやる作品なんだ。中盤でチャック・ノリスがハッスルしたかと思ったら、ラストでもまた急に冷水! みたいな落とし方で、いやまあ、あからさまに国威高揚映画にしちゃマズいのはわかるし、それに留保つけなきゃってのもわかるんだけれども、なんかこう、不思議なバランス感覚の映画だなーと思いました。

今までチャック・ノリスが偉大なアクションスターのひとりであることは知っていても、実際に作品を見たことはそんなになかったので、あーなるほどこういうポジショニングなのね、と勉強になった。同じくスティーヴン・セガールとジャン=クロード・ヴァン・ダムもあんまり触れていないので、基礎教養としてちゃんと見ておかなきゃなーと思いました。

それにしても、このテーマソングは耳に残るな……色んなところで聞いたことがあるけど、この作品の楽曲だと知ったら、使いどころがここで良いのかとか考えてしまいそう。