ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

キンキーブーツ

 

キンキーブーツ [Blu-ray]

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  • ジョエル・エドガートン
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ミュージカルの映画化、ではなくて、こっちが原作の方なのかしら? まあ確かに、この映画自体はミュージカルにはなっていないよねえ。

今だとトランスジェンダーをテーマにした作品はたくさんあるし、その扱い方も手慣れている感じだけれども、この時代だとやっぱりちょっと色々微妙に感じるところがあるなあ。まあイギリスの文化でドラァグクィーンがどのような立ち位置だったのかは全然想像がつかないから何ともだけど、食事でドレス着てきただけであんなに冷たい態度になったのは正直「は?」って感じだった。いや、そんなに拒絶するのってさすがにクソすぎません主人公?

まあ、全体のテーマとしてはそういう流れになるってのはわかるんだけれども、主人公の行動原理がやっぱり場当たり的にしか思えなくて……ラストでステージに立つの、ホントに要りました? あと、家庭を顧みず結局手近な女と流れでくっついちゃうのも正直安易だなーとか思ってしまう。

そもそも、この映画において靴って一体何なんだろうなーと思ったり。音楽の歌詞とかちゃんと聞けば色々ピンときたのかしら? 主人公の靴に対する思い入れもなんか場当たり的って感じで、もうちょい哲学が見えたらもっとのめり込めたのかなあ。