ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

フライド・グリーン・トマト

 

グリーントマトを揚げる? 美味いのかそれは……いや、そもそもトマトを揚げるってどんな味がするのか想像がつかん。一回食べてみたい。

いい話……なんだけれども、これって原作で同性愛の話なの? 映画化に当たってそのニュアンスを消してしまうのは、うーんどうなんだろうなあ。もちろん恋愛関係だけを特別視するのは良くないとは思うんだけれども、しかしこの映画のふたりの関係が同性愛であった場合とそうでない場合では、ラストに至るまでのストーリーの重みが全然違う感じがするというか……黒人・女性への抑圧の話なんだから、そこら辺ごまかしたらだいぶもったいない感じもするけどなあ。

ともあれ、非差別的な立場に合った勇敢な女性の生き様が、現在を生きる女性の夫婦生活に影響を与える、という作りはなるほど確かに感動的。おおっぴらな運動としてではなく、私的な語りで受け継がれていくのも素敵よねえ。あとはまあ、夫側がきちんと妻に人間として向き合える分別を持ってくれることを祈るばかりではある。

にしてもまあ、これ地元の人間視点で見ているからハートウォーミングな話で済んでるけど、コレ捜査官から見たらクッソホラーだよなあ。保安官も交えて地域ぐるみで事件を隠蔽して、裁判で聖職者まで嘘の供述をして、でもって実は被害者の肉を食わされていたという……いやー、怖い怖い。