ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

殺しの分け前/ポイント・ブランク

 

これ、原作が『ペイバック』の映画になってるヤツなのか。向こうを見てなかった気がするので、見てみよう。

まあわざとやってるのはわかるんだけれども、編集がちょっとややこしいというか、その時系列をそうやって弄る必要ある? みたいなシーンが結構ある。まあ、フィルム・ノワール的なニュアンスを出すんだったら一人称的な混乱はそれっぽいのかもしれないけれども、しかし人物もよくわからんうちにそういうことやられても混乱するというか。まして、アルカトラズが一時期閉鎖されていたという状況がよくわかっていなかったので、「え? ここは刑務所の中?」「時系列はどこ?」「アルカトラズ?」みたいな混乱に襲われてしまうのだった。

ウォーカーが一流の殺し屋、という設定はわかるんだけれども、あんまりそこに説得力を感じられないのも問題だったのかしらねえ。リー・マーヴィンにタフガイ、という印象を持っていなかったのが問題だったのかも知れぬ。これがリーアム・ニーソンだったらまあ乗れた気もするもんなあ。

特に冒頭なんかの乾いた絵作りは大変好きでした。あの辺りのトーンは、古さを感じさせないというか、むしろ今でも真似したい気持ちになるよね。