リーアム・ニーソンが続いてしまった。実は今まであんまり印象に残ってない役者さんなんだけども、さすがにこれは憶えた、はず。
そしてまたもやつよつよのリーアム・ニーソンが、失いかけた家族を守るために奮闘する話なのである。しかしまー、こっちの話は「CIAやめて娘の誕生日にもプレゼントを送って有名歌手にボイトレプレゼントまで準備できるちょっと過保護なパパが、娘との関係を修復するためには、麻薬売春絡みの誘拐事件が必要」みたいな構造になっていて、いやーこれ笑っちゃいますね。いくら何でも父親に都合が良すぎる感じで世界が回っているけれども、まあそれはそれで見ているおっさんの欲望には忠実なのかしらねえ。
そうそう、欲望に忠実と言えば薬漬けにして売春婦として売り飛ばすとか、フランスの地下の大富豪向けオークションとか、まあなんというかエロ方面でも大変欲望に忠実で、吾輩だいぶ興奮してしまいます。しかしまあなんというか、悪いことしてるのはその通りなんだけれども、娘のために大富豪を問答無用で射殺するのには笑った。さすがに容赦がなさ過ぎるぜ。最初に「グッド・ラック」って連発してキャラ付けしたはずの悪人も中盤で容赦なく殺されちゃうし、裏切ったもと友人はワリとサクッと忘れられるし、敵役どうこうよりも家族を取り返せばあとはマジでどうでも良いです、ってつくりの映画よねえ。