ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

エルヴィス

 

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  • オースティン・バトラー
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まあ確かにいつものバズ・ラーマンといえばそうなんだけれども、うーん、なんだろうなあ……なんかこうピンとこないんだよなー。

そもそもなんでこんな形式になってんだろ? 大佐ってそんなに語り手に選びたくなるようなキャラクターかしら? 最後に、呪いの言葉を吐いて消えちゃって、それは確かにこのストーリーでは必然の結末なのかもしんないけど、バズ・ラーマンにはテーマがあるのかもしれないけれども、自分はあんまり上手く役割を捉えられているような気がしないんだよなー。

役割と言えばエルヴィスの存在もそうで、なんかこー、アメリカ人には説明不要なところが自分にとっては理解の妨げになっているのかなーって感じもする。黒人文化の要素を取り入れて、ロックンロールを白人が歌うようになった……というのはまあ確かに文字面では知っているけれども、じゃあ実際どのくらいの距離感でエルヴィスがいたのかはよくわかんねーしなー。ビートルズ出てヒッピーがブイブイ言わしてる頃のエルヴィスの立ち位置ってのもホントピンとこないし。ってかエルヴィスの映画自体全然見る機会がないもんなあ。自分のイメージって、中島らものエッセイで語られる、ドーナツで腹がパンパンにふくれたなぞのオッサンだから……

いやでも、クリスマス特番で復活するところとか、ベガスのショーで輝きを放つところとか、やっぱアメリカの象徴って存在だったんだよなあ、多分。うーん、もうちょい文脈を知ってから再見した方がいーんじゃろか。