ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

豹/ジャガー

 

豹/ジャガー [Blu-ray]

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  • フランコ・ネロ
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あ、このフランコ・ネロは好きかも知れない。変につよつよにしなくて、このくらい緩いキャラクターの方が自分的には感情移入できます。この映画は相棒のパコの存在もあって、ふたりのスットコな関係が良い感じに力を抜いて観られて良いですね。中盤までのわりとテキトーな時間の飛ばし方とかもこの映画にとっては良い感じに機能しているように思うし、なんか急にとってつけてやってきて「そのどんでん返し要る!?」となるようなラストも嫌いになれない。急に闘牛場でセルジオ・レオーネばりの顔のアップされると、その節操のなさにちょっと笑っちゃうくらいですけどね。まあそれも良い。

そうそう、やっぱりコメディパートが良いんだよなあ。女をとられると嫉妬してからの豚ダイブとか、いやまあベタベタはベタベタなんだけれども、勢いよくドガーンとやられるとやっぱり笑っちゃいますね。まあピエロのキャラになるのも宜なるかなってかんじだよなー。

あとまあ相変わらずイタリア映画における「革命」の概念がよくわからんなあ。時代的にはまあ世界的に市民運動が盛り上がっていたタイミングってのはわかるんだけれども、マカロニウェスタンに仮託する何かがやっぱりあったんだろうなあ。一回そういう視点をきちんと学んでおきたいなあ。