ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

這いよれ! ニャル子さん

 

クトゥルー神話のものを色々あたっているのだけれども、うーん、これは厳しいなあ……一応原作も読んだはずで、アニメはどうなってるかと思ったんだけれども、この時代のラノベってなるほどこういうのがアリだったんだよね、という感じ。「ツンデレ」というテンプレが受け入れられてから暴力系ヒロインって結構広めに受け入れられたと思うし、この作品はそれにお色気的な下ネタをガンガン振りかけて強めにした、というニュアンスなんだろうけれども、この時代のラノベの嫌なところがどうもこう見えてしまって厳しいなあと思う。

「鈍感主人公」みたいなものはハーレムを成立させないために要請された者なのだろうけれども、まーやっぱりここまで内面がテンプレートだと厳しいなあと思わざるを得ないよなあ。別に深みを持たせりゃ良いかっていいかっていうとそうじゃないとも思うんだけれども、しかし単純に自分に好意を向けてくれたヒロインをここまで無碍に扱う主人公に好感を持つのは大変厳しいというか……デート一発でなんとなくヒロインになびいちゃうあたりとか、まあ普通に内面がなさ過ぎてちょっと腹が立ってきちゃうかなあ。

作品的には様々パロディを盛り込んで楽しませようという方針だけれども、アニメだともう少しテンポ感とかないと厳しくないかなあ、とは思う。ベタな部分があるのは悪くないと思うけど、しかしベタなところを活かすだけの演出になってないんじゃないかなあ、とは思った。