ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

小公女

 

小公女(字幕版)

小公女(字幕版)

  • シャーリー・テンプル
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ここここ、これが! シャーリー・テンプル! そうか……そういうことか……なんかだいぶ変な映画だなーと思ったら、子役のために作られた作品だったのか……納得。

小公女って原作読んでないんだけれども、こうちょっと女性の視点で自立を描く的な作品だとなんとなくイメージしていたから、オヤジ視点で無垢な娘を見守るアングルになっていて、うおーそうかーこういう作品かーってビックリしたんだよなあ。というかこの時代のシャーリー・テンプルの需要のされ方ってマジでよくわからんなあこれ。どう考えてもおじさん転がしムービーで、お父さんと別れて辛い娘を見てうるうるしちゃう感じの作りでしょ? 映画にそこら辺を満たさせたいという需要があったということなのかしら……うーむー……

プリンセス、という比喩が使われているのが象徴的で、バックグラウンドには植民地戦争があるわけだけれども、最後の最後で物語の与えた不条理が女王陛下によって回収されてしまうというつくりが、うーん大英帝国! という感じでなかなか味わい深いですね。イギリスってそういう意味ではちょっと男女の役割が捻ってあるんだなーって感じはするんだが、ちょっとビミョーに解釈しづらい気もするので、イギリスにおける女王の役割は1回ちゃんと考えておかねばならんとは思った。