ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

若草物語

 

若草物語 (字幕版)

若草物語 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

うーんフェミニズム。原作の若草物語もまあ当然そういう意識があったのでしょうけれども、なるほど女性の生活をこういう視点で描くとフェミニズムーって感じがしますね。文学というのが社会に対してどのような機能を果たすのかがまあ良くわかる感じ。この頃から不買運動が描かれているのもおー、そうなんだーとビックリした。

しかし南北戦争の時代にアメリカのこういう階級でパーティーがどういうふうに捉えられていたかとかあんまり意識したことなかったので、あーこうやって文化が受け継がれていったのねーという感じがまずまずある。イギリスとかでこういうパーティーのアレやコレやが描かれるのは何度か見た気がするけれども、そうよねー最初はそのまま輸入されるワケよねー。

しかしなんつーか収まりの悪い話だなーという感じがしてネットを調べたら、あー作者はジョーに結婚させたくなかったのね。いやまあそうだよなー。もちろんああいう理解者が現れる展開にしたいのは良くわかるし、展開をクリアするためにわざわざオペラなんて小粋な舞台を用意して説得力を担保しているのもわかるけれども、いやーしかしそれにしたってあの話の筋で作家になるご褒美として男性と結ばれるみたいな展開になるのは、うーんちょっとテーマが歪められてる感じがしちゃいますよねー。

あ、あとね、ラストの「勘違い告白シーン」はすごくいいですねー。普通だったらアレ、勘違いをしている男性視点で描く方が当たり前なわけじゃないですか。そこを、勘違いを受ける側の視点から描くその主客の転倒! いいですねー。