ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

サイバーパンク: エッジランナーズ

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うーん、特に序盤の展開が本当によくできてるなー。映像の見せ方含めてこのストーリーが成立するって感じで、なんかもう脱帽のデキですね。さすがです。テーマもかなり普遍的なところがあって、日本を舞台にしてはやらなくとも異世界舞台ならこういうストーリーできちゃうんだなーみたいなところはある。ただまあその普遍性が果たして現代的かとか、でもじゃあサイバーパンクの世界観と噛み合っているか……というのはまた微妙で、その辺りのズレを作家性でグイン! と乗り越えてしまうのもうーん面白いなあと言う感じ。

上昇志向が加速して自分で自分を止められなくなっていく破滅の過程という定型を、サイバーパンクというジャンルを生かして自己改造の加速……という題材で描いたのはさすがだなあ。精神世界でこういう表現をするのはわかるんだけれども、ストレートに「肉体が改造されていく」というビジュアルで自己改造を描くのは、どれだけ原作に依拠してるかはわからないけれども、とにかくアニメならではの飛躍が合って良かった。

あとはまあ「あ、ここフリクリだ」みたいなオマージュがあると、どーしてもロケット打ち上げに2の内容を思い出してしまいますね。ベタだけどまああれが正しい打ち上げの演出だよなーと思いましたわよ。