ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

パワー・オブ・ザ・ドッグ: ジェーン・カンピオンが語る舞台裏

www.netflix.com

メイキングのドキュメンタリー。

ジェーン・カンピオン監督がどういうひとなのかなーと思ったけれども、なるほどだいぶ納得感のある感じで大変良かった。ニュージーランド出身なのね。なるほど。まだ『ピアノ・レッスン』しか見てないはずだから、他にも作品を見てみよう。

ベネディクト・カンバーバッチへの演技指導あたりとナレーションで、納得感がだいぶある。あーなるほどそういう人間観から掘り下げられてこの映画ができたのね……という感じ。現代の映画って結構システマティックになっている部分もあるんだろうけれども、この作り方を見るとちゃんと監督の作品理解をサポートするような製作体制になっているような感じで、うーん良い作品は優れた環境から生まれるんだろうなあと思った。スポットライトが花に当たっているみたいなコンテの注釈とか、あーなるほど監督だなあという感じ。

あともうひとつ思ったのは、意外とピーターに対する言及が少ないなーと言うところ。これがフィルの映画だというのにはまあ確かに異論ないんだけれども、どうやってピーターを演出したのかの方が実はちょっと興味があったんだよなー。