ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~

 

 

 

うーん、スピンオフ色々あるけどまあめっちゃよくできてるなー。原作のキャラクター性やら下敷きのドラマやらを引いているからってところもあるけれども、それにしたって丁寧にキャラクターの属性を引っ張ってきて対立させてドラマにして……が上手く行ってる。魔女が正直どうでも良いのも、いかにもまどか☆マギカって感じである。

マミの存在は原作を見ると色々疑問が湧くというか、どうしてそういうポジショニングでいられるのかが謎、みたいな所があるんだけれども、ドラマCDのエピソードも含めつつ、上手いこと再定義してあって本当に上手い。原作ファンにはさやかと杏子の関係がクローズアップされがちだけれども、マミとの師弟関係という原作にはなかった軸を持ち込むことで、上手いこと対比を機能させてるんだなー。そしてその師弟関係の再話が、時間軸のズレだけではなくてさやかと杏子のキャラクターの対比を生み出しているというのは、大変すごい仕事だなーと思います。

その分まどかの印象は薄いというか、ラストの展開はなかなか難しいところだよね、とも思ったんだけれども、そこはほむらの愛でカバーするような展開になっていて、まあそれはそれでよかろうという気分になりました。

なんにせよ、キャラ愛に立脚していて大変良かったです。