ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

リーマン・ブラザーズ 最後の4日間

 

う、うーん……これは誰向けの映画なんだ……いや、映画じゃないのか、そもそも……

いくつかリーマンショックの本やら映画やらは見たのである程度は前提知識があるつもりでいたんだけれども、うーん、どこを面白がってみれば良いのかわからん。というか途中に出てきた住宅ローンの話も、あれって初見の人に分かる描き方になってる? 主人公の立ち位置とかカメラに向かって話しかけるところもいまいち意味がわからんのは、オレの理解の仕方にまずいところがあるのじゃろーか……見ながら「うーんわからん」と延々唸っていた。

もっと抽象的にアメリカの金融システムそのものの矛盾を描くのであれば、もうちょい情緒というか、抽象的なところで訴えかけていく必要があったと思うんだけれども、これ延々人間ドラマをやってるだけだからなあ……えらい人が吠えたり当たり散らしたりしているけれども、アメリカ資本主義の象徴たるリーマン・ブラザーズの代表としてなら、むしろあの強欲さでも全く足りないよね……

それとも「このひとはこの会社の誰」みたいなのが分かる人向けなのかしらねえ……BBCが作っていることも含めて、そこら辺の背景がぜんぜんわからないのだわ。