ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

 

異常行動が分解する感じだったり、母子家庭とのコミュニケーションを経たりで、自分のトラウマと向き合っていく形式自体はすごく納得のいくものだけれども、それをこういうオシャレな見せ方でやるのはなんだかよくわかんないけど悔しくもある。いや別に良いんだけど。いいんだけど。軋みのビジュアルでの見せ方とか、人ごみの超望遠でのウキウキダンスとか、あとシンクロして起こる暴力受けパートとか、うーんいちいち吸引力あるなーと思ってなんか悔しい。いやほんとに別に悔しがる必要は全然ないんだけど。

序盤の謎の手紙書きを始めるところとか、幻にしか思えない彼女の登場とか、そこから繋がる少年との交流とか、うーんいちいち面白いんだよなー。突然ゲイかも克服受ける展開で、きちんとアドバイスできたり、子供を下ろした告白で母親ががつんと出てきたり、いやあ……こういう言語化できない吸引力はたまらんなー。

と思うと同時、メタファーにも満ち満ちた映画であろうけど、自分は雑だからそこら辺全然スルーしてしまっているのだった。そういうのもうちょっとちゃんと読み取れる人間ではありたいわなあ……