ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

オクトパスの神秘: 海の賢者は語る

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いやー変な映画観た。ビックリした。面白かった。

『皇帝ペンギン』的なネイチャー映画いっぱいあるよねーあとNetflixは海のドキュメンタリー好きだよねーとか思いながら見始めたんだけれども、いやーこんな変な映画観たことないわ。つくりとしては動物の一生を描く基本的なフォーマットなんだけれども、そこに視点者というか人間側ががががっと割り込んでくるだけでこんなにもエモさが生じるとは全く思わなかった。エモいってよくわかんないけどこれはエモい。序盤に謎の人間側の自省があってクッソたるいなーと正直思ってたんだけれどもそれがラストであんなに聞いてくるとは思わなかった。いやーすごい構成の勝利。

だってアレがなかったら、良くある自然環境系ドキュメンタリーの「ふーん綺麗な光景ですね」で終わっちゃうでしょ。タコはまあ確かにワンダーだらけでオモシロ映像たっぷりとれるのはわかるんだけれども、ETした時点から「なんかすごいことが起こってるんじゃないか」って衝撃が走るよね。やっぱり異なる知性がコミュニケーションを行うところには無条件にワンダーがあるのだなーって感じ。そしてその交感が圧倒的な時間のスケール差によって引き裂かれるとか、うーんやっぱこれSFだわSF。

いやー、なんかめちゃくちゃ面白かったよ。ほんとにびっくりした。こういう題材をストレートに追っかけるだけでも、こんなに良い作品になるんだねー。