ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

鉄拳とジャンプキック -カンフー映画の舞台裏-

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うおおおおおおおおおおおお!!!! すげええええええええええ!!!!

感動!! 超感動!! 今まで知識として蓄えていたサブカルチャー的なあれやこれやが、カンフー映画の流れを抑えるだけでバシバシバシッと繋がっちゃうってマジ!? ちょっと信じられないよ!!

いきなり女性主人公に焦点を当ててたり、今話題のホワイトウォッシングがいきなり俎上に上がってる時点で「お?」と思ったけど、カンフー映画が弱者のための作品という観点から公民権運動が起こっているアメリカで受け入れられた、という説明でまず目からウロコ。でそっから黒人向けの作品との併映を経て、それがヒップホップ・ブレイクダンスに繋がるとか「まじですかー!?」という感じ。挙げ句パルクールやマトリックスまで一直線に繋げちゃって、うーん……カンフー映画って実は世の中の全ての事象を説明できる表現だったのでは!?

カンフー映画はたまに見るけれども背景はよくわかってないので、ショウ・ブラザーズとゴールデン・ハーベストの関係なんかはなるほど納得。ロッキーの特訓モンタージュが少林寺三十六房にインスピレーション受けたとか、いやーそんなのわかんねーよ。あとはブルース・リーとかジャッキー・チェンの位置づけもね、大変よくわかりました。あとサモ・ハンがでてくるとやっぱり「おっ!」って身を乗り出しちゃいますね。

そしてラストにウガンダを持ってくるの面白すぎる……理にかなってるけど尖りすぎててちょー面白い。いやあ、全然期待していなかったけれども、めちゃくちゃ知的な感動に満ちていて終始目が話せませんでした!