カンフー映画ってやはり肉体そのものの動きに魅せられるんだなーと言うのがよくわかった。ワイヤー吊ってもやはり肉体は肉体なワケで、CGの動きとは天と地との差があるよなー。あとイージーな危機としてオオカミやらライオンやらコブラやらハイエナやらアニマル軍団が大量に出てくるんだけれども、それもまた「あーどうでCGね」ってつくりでもう全く緊迫感が生まれない。動物との対峙によるトラブルって、リアルの事象はコントロールできないものという生の緊迫感が生んでいるんだなーというのがよくわかる。
でもって肝心のカンフー+ヨガなんだけど、ヨガ拳みたいなの生み出すのかと思ったらそういう文化の融合的なものが全然なくてビックリした。仏教で無理やり結びつける! というのもわからんでもないんだけど、あれインドって今そんなに仏教の影響力ってあるんだっけ? まあそもそもストーリーはどーでもいい話ではあるけどね。まじでどーでもいい。
結局のところアクションにアイディアがあるのは、インドの市場で戦うところだけって感じだったよなー。短い尺の間に場所を生かしたアクションがあって、めまぐるしい展開の中にユーモアもあって、うーんこれこれこれが見たかったんだよってなった。