オリバー・ストーン制作総指揮で納得。ずっとこういう仕事をしているんだなー。
IFストーンって恥ずかしながら知らなかったんだけれども、マイケル・ムーアがこんなに敬愛していたりして、おーなるほどこういうジャーナリズムの系譜があったのね……という納得感がめちゃくちゃある。「大統領の陰謀」じゃないけれど、アメリカのジャーナリズムをテーマにした作品はちょくちょくあって、うーん羨ましいなあとは思っていたけれども、そうだよなーこういう思想の流れみたいなのはバッチリあるんだろうなー。チョムスキーまで出てきて、あーはい納得の人選って感じ。
資本主義社会における政府とロビー活動における癒着と、それに対抗するための独立系メディアって話は大変わかりやすいのだけれども、こういう時にいつもアメリカで問題になってくるのは訴訟の問題で、いくらバックにベンチャーの富豪ついててもそこらへんちゃんとクリアできてるのー? と不安になったりもする。
しかしまあこれって「社会的にジャーナリズムが果たす機能」をきちんと認識しよう、積極的に肯定していこう、という強い働きかけなワケで、すると昨今の日本のあれやこれやを見るとマジで暗澹とした気分になりますね。やっぱスピルバーグが『ペンタゴン・ペーパーズ』撮るのは偉い。圧倒的に偉い。オレも日本のジャーナリズムでこういう話をもっともっと聞いてみたいですよ、マジで……
あ、あと、クレイジーホースの事件が出てきて「うおーバンクシーすげー」となりました。ナレーションのバックで何の説明もなくブルの彫像撫でる子供の画が入ったりしてて、うーん教養がないから色んなところ見落としてんだろーなーもっと世界を学ぼう、と思いました。