ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ブレイン・ゲーム

 

ブレイン・ゲーム[Blu-ray]

ブレイン・ゲーム[Blu-ray]

  • 発売日: 2019/03/06
  • メディア: Blu-ray
 

アンソニー・ホプキンスがんがえー! という感じの映画。おじいちゃん立ってるのだけでも大変そうなのに、時々がんばって颯爽と歩こうとしたりするもんだから見ているこっちがだいぶドキドキしてしまう。まーあんまりこの超能力がこの役者に会ってるかどうかはわかんないけど。

こういう未来予知ができる能力者ものって塩梅が難しいというか、「わかってたんならこうしろよ!」とか「なんでここでこうしないんだよ!」というストレスが視聴者には溜まってしまうもので、そこら辺を「集中しろ」みたいな理屈でヌルッとすり抜けていくバランス感覚は、まあまあ悪くないかなあと思う。この映画の一番のキモって、未来が知れる人間が安楽死的に行動したらどーよ? というところなんで、それを表現するためにあらゆる要素を繋げました! って感じだよねー。

でまあ、確かにそこら辺の理屈はきちんとしていてなるほどなーって感じで、別に答えがどーとかいう作品でないのはわかる。わかるが、んじゃあ答え以外のところでちゃんとエンタメの核みたいなところを用意しなきゃならないわけで、それは多分この俳優ふたりの対立のはずなんだけれども、そこがいまいち乗り切れないというか……ってか役割の継承をひっくり返すのって、いやわかるんだけどさすがに捻りすぎというか、感情がついていかない。

あとは、普通に能力の描写の仕方は気が利いていて、うん、こういう映像を見せたら一発だよねーという納得感がありました。全体的にテレビっぽい映像のつくりなのはどーにかならんかなーとは思ってたけど、能力シーンはハッとさせられて、うん、良かったです。