うーん頭が悪ーい! はてさてループものをどのように料理してくれるのかな? とおもったらマジで主人公がやり直して攻略法を見つけられる以上のものになってなくてビックリした。ループのルールを探求する形にならず、敵の能力を探る駆け引きにばかり注力しているもので、ストーリーのあらが気になる気になる……
そもそも1巻で繰り返された「命を救うことが困難」っていうアレが、それ以降のストーリーでは全く問題になっていないのはもう完璧にあり得ない。あれ以降も同じルーリングでやるのならば、「どういう理由で死の運命が固定されるのか」みたいなところを巡る話にならざるを得ないじゃん。ただ単にヒロインを助けたいって共感させるためだけに、セカイのルールが都合良く改変されている時点で、「あ、真面目にループものやる気ないんだな」って感じ。
そもそも他者の能力のルールを探ることにアレだけ注力した主人公が、自分の能力の探求をしていないとかあり得なすぎる。「溺れればオッケー」という状況を理解せずに海外旅行に行くとかマジでない。いくら少年マンガだからって、ループが失敗する条件の「不測の主人公の死」に対するリスクマネジメントがなさ過ぎでしょう。挙げ句、ただビックリさせるためだけのセーブ&ロード能力の導入でしょ? いやー、さすがに呆れる。
ガムテ化と発泡スチロール化だけであれだけアクションを成立させたのはすげーと思うけど、うん、だったら最初からループとかなくて良かったんじゃね? というのが正直な所ですはい。