ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ウエストインディーズ・ギャング

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うーん、全然ピンとこねーなー。

カリブからフランスにやってきてひどい生活の中でギャングをやる、というのはまあわかるんだけれども、ギャングの世界の力関係を描くにはちょっと平面的すぎて、うーん……むしろ仲間内での裏切りやらいざこざやらを描く感じにはなっているのだと思うのだろうけど、どのキャラクターにも全然ピンとこなくてなー。眠気もあって結構ダラダラ流し見した感じになってしまった。良くない。

フランスの低所得層って結構映画のテーマになっていると思うんだけれど、「これこれ!」みたいな記号を自分が見つけられてないのかもしれないなーと思った。多分最初のうちは思想的バックグラウンドとかもありそうだけれども、そこら辺も目の前の金銭のやり取りの前に沈んじゃった感じだもんなー。社会派、というには彫り込みが足りない感じ。だったら終始あの娘絡めて欲しかったよなー。序盤はわりと緊張感あっていいなーと思ったんだけど……っていうか、西インド諸島から片道切符でフランスへやってくる移民、みたいな構図が興味深すぎて、ギャングストーリーなんてどうでも良いよ! みたいな。ギャングストーリーをやるなら、もうちょっとギャング独特の文化みたいなのが見たかった。まあ完璧に映画の見方が違った感じか。