前回『デジタルスーパースター列伝』がめちゃくちゃ面白かったんで、同じ監督のコレを見てみたんだけど、いやーやっぱりすごい視点でやってるなあこの人。基本的にはめちゃくちゃ悪趣味な覗きドキュメンタリーって感じなんだけれども、この居心地悪さってなかなか言語化するのが難しい。っていうかよくまあこんな逸材をガンガン掘り出せるもんだわ。
まあその、監督ももちろんわかってて映画を撮っているわけですが、こういう思考回路の人ってどんな話が飛び出すかという想像が全くつかないわけで、だから大変ためになりました。ちょっとした専門書から切り貼りした単語を集めてリアリティを担保しているつもりなのに、金や人間関係で呆気なく本人の想像力の限界が垣間見えてしまうのがうおっリアルって感じ。あと母親の話が無造作に出てくる辺りも大変ビリビリくる。
いやもう、構成とか映像とかもうそういうのどうでも良いわ。とにかくキャラ。キャラで大勝利。とおもったら、あー、このインタビュイーTwitterとかブログとかで今も活動してるのか。マジかよ……
