屈しなかったっていうからどんなに屈しなかったのかなーって思ったけどそんなに屈しないところがメインではなかった。「え? ここで終わり!?」って放り投げられた感半端ないけど、でもまあ現実を下敷きにしているんだからしょうがないんだろうなー。
というのもわかっちゃいるが、やっぱり映画として辛い。いかにも北欧って感じでどうでしょう班が精神をやられてしまったのもわかる。暗いトーンで淡々と淡々とお話が進むもんで、えー、本当のところをいうとちょっと眠いところもあった。ときおり船を漕いでいた。まあ、確かに一番の山場で交渉に臨んだ国王の態度とかは「うおーなるほど」となるし、そのあとの爆撃から逃げ惑うシーンはとても感動的ではあるんだけどねえ。途中の戦闘シーンとかも、がんばっちゃいるんだろうけど、いまいちどういう視点で観れば良いのかがわからんってのが正直な所だよなー。
にしてもなー、「イギリスに国王が亡命して」みたいな話を聞くと、うーんやっぱりヨーロッパは国民主権とか身近に感じるようになるんだろうなーと思った。そこら辺の構造はやっぱりアジアとだいぶ違って、過去を振り返るときの態度もだいぶ違っちゃってるんだろうなー。