ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

空の青さを知る人よ

soraaoproject.jp

『あの花』はみたけど『ここさけ』は見てない。というか岡田麿里脚本の映画を見るのは久々かしら。

なんというか、全然映画っぽくなくてビックリした。『聲の形』で受けたショックがでけーのだろうか。改めて京アニ見なきゃなーと思った。アレはもう凄まじく映画。いや別に映画だから良いとかドラマだから悪いとかそういう単純な話ではないと思うんだけど、でもなー、こんなに人間同士の会話でストーリーが進む脚本で、キャラクターの芝居の画をあからさまにガッツリ見せられると、うーん、もうちょっと情緒みたいなのがあっても良いんじゃないかしらと思ってしまうなあ。例えばノートを発見したあたりの回想フラッシュバック、あれって脚本的には結構強引なんだけど、配色とか小物とか映像で魅せる部分での良さがあって、そういうので牽引してほしいのかなあ。別にキャラの絵/声の芝居が悪いわけじゃないのだけど、どーもこう、リアリティみたいなところで収まりが悪いように感じてしまう。なんなんじゃろーなーこれ。じぶんでもよくわからん。

いやしかし脚本に関してはめっちゃ丁寧でロジカルで気が利いていて、特に心情は綺麗に線が引いてあって、それぞれ恋愛感情に気付く部分の工夫とかはほんときちんとしていてすごいなーと思う。と同時に、地震とか雑なところは最高に雑で、まあそういうリアリティで見る作品よねえとは思う。だって女か音楽を選べって二者択一やって13年、まだウジウジしつつ地元に戻って……みたいな脚本は、やっぱりちょっと女性向けの感性だなーって思っちゃうもん。