ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

FOUJITA

 

FOUJITA

FOUJITA

 

うーんこれ前提知識必須やな。一応エコール・ド・パリとか『アッツ島玉砕』とかのエピソードはちょこっと聞いたことがあったけど、うーむー……さすがにそれだけでは全くしんどい。でもこれ前提知識があったらもっと面白く観られる類の映画でもない感じはするけどなー。

超ローキーで超然とした水平垂直FIXカメラメインで進む超スローなストーリーは、まあそれはそういうスタイルで撮っていらっしゃるのだろうけれども、うーんオレみたいな欲しがり人間にはかなりしんどい。キャラクターに全く興味も持てんし芝居も良いんだか悪いんだかよくわからん。頭の方の老夫婦のメイクエピソードの芝居からしんどくて見てられんかったからなー。セリフがない人が黙って相手を待ってるやり方も、なくはないんだろうけどさー……

パリでの享楽的な生活はあんまり興味が持てないというか、もう少し色香があったらなーとは思うんだけど、日本に舞台が移った直後のギャップにはギョッとする。まーしかしその転向みたいなドラマティックなところがあんまりよくわかんなくて、うーんやっぱりこの映画はどこをどう見て良いのか自分の視点が全然足りません。そりゃまあ、日本の野山の映像は美しいけどさー、けどさー。

ラストに礼拝堂持って来られても、そもそも彼の信仰についても良く理解できてないし、うーんやっぱ全然わかんないなー。