ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

刑務所サバイバル術

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ダニー・トレホがズルい。驚異の顔面説得力。実際刑務所に入ってた人だからなー、ホント説得力があります。

内容的には『13th -憲法修正第13条-』とかの内容をめちゃくちゃ実践的にした感じ。余りにも実践的なハウツーが並んでて「これがアメリカ……」という気分になる。本当に民主主義の国って感じである。ってかこんなにアメリカの刑務所の問題にメッセージを投げかけるドキュメンタリーがたくさん作られているとは思わなかったよ……

まーこの映画で面白いのはやっぱり実際に刑務所に収監されていた人間が生々しくハウツーを語るところだよね。リスペクトのために負けても最初は何回かケンカしろとか、仲間がいなかった人間がレイプされる目撃談とか。

あと映画で良くあるモチーフの「独房」は、当たり前だけど物語の中ではその恐怖ってなかなか描写しづらくて、単なる乗り越えるべき障害……くらいで処理されてることが多い。けど数字を出されて体験談を語られると、孤独が人間の精神を蝕むんだなあというのがまあよくわかるよねー。

あと司法取引が有罪の率を稼ぐため、みたいな話を聞いて、あーなんだどこの国の警察もやってることは変わらねーじゃんと思ってある意味安心してしまった。まあこういう告発の作品が出ているから救われてるんだろうなーとは思うけどね。